FXの通貨ペアのおすすめの選び方と特徴

FXでおすすめの通貨ペアやおすすめの通貨ペアの選び方、それぞれの通貨の特徴や種類についてこれからFXを始める方、FX初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

 

FXの通貨ペアとは?

通貨ペアって何?

FXでは通貨を売買しますが、通貨の種類はたくさんあります。その組み合わせを通貨ペアと言います。

例えば、日本の通貨「円」とアメリカの通貨「ドル」でドル円という通貨ペアになります。1ドル110円の時に買うことを、円でドルを買うのでドル円を買う(ロング)と言います。

 

日本語表記の場合もありますが基本的には英語表記で表します。ドル円の場合はUSD/JPYです。表記は別に覚える必要はありません。取引していれば自然と覚えていきます。

/の左の通貨を基軸通貨(主要通貨)と呼び、右の通貨を決済通貨(相対通貨)と言います。基軸通貨を購入するのに必要な価格が決済通貨です。なのでドル円が100円なら1ドルを100円で購入するのに必要ということです。

 

通貨ペアの種類一覧

メジャーな主要国通貨ペア一覧

英語表記 日本語表記
USD/JPY ドル/円
EUR/JPY ユーロ/円
AUD/JPY オーストラリアドル/円
NZD/JPY ニュージーランドドル/円
GBP/JPY ポンド/円
CAD/JPY カナダドル/円
CHF/JPY スイスフラン/円
EUR/USD ユーロ/ドル
EUR/GBP ユーロ/ポンド
EUR/AUD ユーロ/オーストラリアドル
EUR/NZD ユーロ/ニュージーランドドル
AUD/USD オーストラリアドル/ドル
NZD/USD ニュージーランドドル/ドル
GBP/USD ポンド/ドル
GBP/AUD ポンド/オーストラリアドル
USD/CAD ドル/カナダドル
USD/CHF ドル/スイスフラン

これらのメジャー通貨なら基本的には取り扱っているのではないでしょうか。国内FX業者であればこのメジャー通貨ペアですら扱っていないところもあります。

海外FX業者の場合はメジャー通貨はほとんど扱っているでしょう。次はマイナーな通貨ペアを紹介します。

 

 

マイナーな新興国通貨ペア一覧

英語表記 日本語表記
TRY/JPY トルコリラ/円
ZAR/JPY 南アフリカランド/円
SGD/JPY シンガポールドル/円
HKD/JPY 香港ドル/円
CNH/JPY 人民元/円
MXN/JPY メキシコペソ/円
SEK/JPY スウェーデンクローナ/円
NOK/JPY ノルウェークローネ/円
THB/JPY タイバーツ/円
SAR/JPY サウジリアル/円
PJN/JPY ポーランドズロチ/円
INR/JPY インドルピー/円
HUF/JPY ハンガリーフォリント/円
CZK/JPY チェココルナ/円
KRW/JPY 韓国ウォン/円

トルコリラや南アフリカランド、メキシコペソなどは高金利なので、スワップ金利のトレードで有名ですが、その他の通貨はあまり聞き慣れませんね。

取り扱われていない通貨も多いです。わざわざマイナーな通貨を取引するメリットはあまりありません。

 

 

通貨ごとの特徴

アメリカドル(USD)

値動き
金利 ☆☆☆☆
経済指標 連邦公開市場委員会(FOMC)、米雇用統計、個人消費支出、小売売上高、四半期実質国内総生産(GDP、速報値)、その他

アメリカドルは世界の基軸通貨で、取引量は最も多い通貨です。

アメリカドルの通貨ペアはドルストレートと呼ばれています。ドルストレートは取引量が多いので、値動きが安定しています。また取引量が多いので、海外FX口座ではスプレッドが狭いのが特徴です。

国内口座だと円が人気なので、円のスプレッドが狭いことが多いです。

 

アメリカの経済指標は世界から注目されていて、その指標発表時にはドルが中心に動くことが多いです。

アメリカの市場は日本時間の夜21時~オープンするので、その時間帯から値動きが活発になりやすいです。経済指標発表もその時間帯が多いです。

 

 

ユーロ(EUR)

値動き ☆☆
金利
経済指標 欧州中央銀行(ECB)政策金利、IFO企業景況感指数、ZEW景況感指数、四半期域内総生産(GDP、速報値)、その他EU加盟国の経済指標

ユーロはEU加盟国で使われている通貨で、アメリカドルの次に取引量が多い通貨です。

EUは何か国の国が加盟しているので、あらゆる国のファンダメンタルズの影響を受けることになります。

アメリカドルの次に取引量が多い通貨です。参加者数だけだとロンドン市場が最も多いと言われています。ドイツの経済指標は結構注目です。ユーロの通貨ペアはクロスとも呼ぶらしいです。

 

 

日本円(JPY)

値動き ☆☆
金利
経済指標 日銀政策決定会合、消費者物価指数、その他など

我らが日本円です。3番目に取引量が多い通貨で、日本人に人気です。円の通貨ペアはクロス円と呼ばれています。

クロス円は日本国内FX業者だとスプレッドが狭く、海外だとドルストレートよりは広くなります。

 

ドル円とユーロドルは最も取引量が多い3カ国なので、スプレッドは基本的に狭くなっています。日本円は安全通貨とも呼ばれていて、リスクオンになると買われやすいです。

ちなみにスイスフランも安全通貨と言われています。これら3つの通貨は値動きが安定していて、そこまで値動きが大きくないので初心者の方におすすめです。

クロス円はドルストレートよりは値動きが大きく、ドルストレートは最も安定していると言えます。

 

 

イギリスポンド(GBP)

値動き ☆☆☆☆☆
金利 ☆☆
経済指標 イングランド銀行(BOE)政策金利発表、雇用統計、小売売上高、その他など

イギリスのポンドは為替市場では殺人通貨とも呼ばれていて、通貨の中では最も値動きが激しく、大きく稼ぐこともできますが、大きく負けてしまうこともある通貨です。

取引量があまり多くないのが理由と言われています。初心者向けではありませんね。ポンドの通貨ペアはポンドクロスとも呼ぶらしいです。

 

 

オーストラリアドル(AUD)

値動き ☆☆☆
金利 ☆☆☆☆
経済指標 オーストラリア準備銀行(RBA)政策金利発表、新規雇用者数・失業率、小売売上高、消費者物価指数、その他など

金や原油価格に影響されることが多い資源国の通貨です。取引量はかなり増えてきていて、貿易国中国の影響を受けやすいのも特徴です。ニュージーランドドルなどと同じ動きをしやすくなっています。

金利が高いのでスワップ金利狙いでトレードするトレーダーも多いです。オージードルとか豪ドルなどとも呼ばれています。

オーストラリアなどのオセアニア州の経済指標は結構値動きが激しく動くことが多いので、午前中の発表の時間帯は注意が必要です。

 

 

ニュージーランドドル(NZD)

値動き ☆☆☆
金利 ☆☆☆☆
経済指標 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利発表、雇用統計、HSBC中国製造業PMI、その他など

オーストラリアと同じような動きや特徴があります。値動きも綺麗で落ち着いています。

オーストラリアドルとほとんど同じと思って良いのですが、オーストラリアドルと比べると少しスプレッドは広めです。

 

 

スイスフラン(CHF)

値動き ☆☆
金利
経済指標 スイス国立銀行(SNB)の政策など

スイスは永世中立国で、金融危機やテロ、地政学リスクなど何かがあったらスイスフランが買われます。有事のスイスフランと円です。

値動きは激しくはありませんが、綺麗に動きます。スプレッドは割と狭い方だと思います。

 

 

カナダドル(CAD)

値動き ☆☆☆
金利 ☆☆☆☆
経済指標 カナダ中央銀行(BOC)政策金利発表、米国の経済指標、その他など

カナダは原油輸出国なので原油価格の値動きに反応しやすいです。またアメリカが輸出先の国なので、アメリカの経済の影響を受けやすくなっています。

カナダの経済指標で値動きが激しくなりやすいので、ニューヨーク市場時間はカナダの指標にも注目が必要です。

 

 

マイナー通貨の特徴

マイナー通貨は取引量がメジャー通貨と比べて少ないので、値動きが激しく安定していません。

また、国が破綻する可能性もあり、破綻した場合はその国の通貨の価値はほとんどなくなります。なので危険性は大きいです。

 

その代わりに魅力的なのが高い金利です。メジャー通貨の何倍もの金利なので、スワップ金利だけでかなり稼ぐことも可能です。

しかしリスクが大きいので、為替差益で損失を出してしまう可能性もあります。トルコリラや南アフリカランド、メキシコのペソなどはスワップ金利で人気です。初心者には絶対におすすめしません。

 

 

FXでおすすめの通貨ペアの選び方

ボラティリティ

ユーロドルやドル円などはボラティリティがそこまでなく、ゆっくりとした通貨ペアなのでジリジリ動いていきます。おじいちゃん通貨みたいなことも言われたりします。

それに対しポンドなどはボラティリティが大きく、1日で動くpipsもドル円やユーロドルの何倍も動くことがあります。

 

もちろんそれを捉えられた場合は大きな利益を上げることができますが、損切できなかった場合は大きな損失を被ることになります。

あまりボラティリティがないと動かないので、じれったいですし、方向性がわからなくなることもあります。

 

またゆっくり動くので損切したいけど、どうしようみたいな感じになることもあります。ボラティリティがあるとハッキリしていて良いというメリットはあります。

ジリジリゆっくり動くのに耐えられない人はボラティリティが大きいポンドなどの通貨がおすすめで、それは怖いという人はゆっくりと安定した動きのドル円やユーロドルがおすすめです。

 

 

取引量

ドル円やユーロドルなどの取引量が多い通貨ペアは安定性があります。

取引量が極端に少ないと、値動きが激しく読みにくくなります。また取引量が多い通貨はスプレッが狭く、取引量が少ない通貨はスプレッドが広いことが多いです。

コストは結構バカになりませんので、注目したい項目の1つでもあります。値動きの好みとスプレッドを考慮して、取引量の多さも選ぶ基準としても良いと思います。

 

  • ユーロ/ドル
  • ドル/円
  • ポンド/ドル
  • オージードル/ドル
  • カナダドル/ドル

は取引量が多いです。やはり取引量が多いのは基本ドルストレートなのですね。

 

 

トレードスタイルで選ぶ

その人のトレードスタイルに合った通貨ペアを選択するのも良いと思います。

例えば、スキャルピングをするならある程度のボラティリティがある通貨の方がやりやすいでしょう。しかしスプレッドが広いことはスキャルピングをやる人にとって辛いので、スプレッドとボラティリティのバランスが良い通貨が良いでしょう。

 

スイングトレードをするなら安定した通貨ペアが良いですよね。長期間保有するので暴落しそうな通貨は避けたいです。

さらにスワップ金利を狙うことができるので。金利面も押さえておきたいところです。デイトレードならなんでも良いのではないでしょうか。

FXトレード方法の種類と時間帯

 

 

取引する通貨ペアは絞るべき?

これはよくされる質問です。監視する通貨や取引する通貨は絞った方が良いのか、まんべんなく色々な通貨に手を出した方が良いのか。

答えはその人次第です。その人のトレードスタイルやトレード手法にもよりますし、考え方にもよります。

 

私はFXでの監視通貨ペアは12、取引する通貨ペアは7種類です。最初はもっと多かったのですが、全然分析できていなくて減らしていきました。

取引する通貨ペアが多い方がチャンスも多いというのは間違いです。1つ1つに集中することも大切です。

 

スキャルピングをするなら複数通貨を監視、取引するのは難しいでしょう。ですがスイングトレードであれば複数の通貨ペアを取引するのも可能ですよね。

そうやって自分に合ったやり方を見つけていけば良いと思います。

 

 

通過の強弱や相関関係

通貨には強弱や相関関係があります。例えば、教科書的にはドル円とユーロドルは反対方向に動きやすいと言われています。(全然動きません)

ユーロ/ドルはユーロが基軸通貨でドルが決済通貨です。ドル/円はドルが基軸通貨になっています。なので逆に動きやすいということです。

 

他にポンド/円とユーロ/ポンドは逆に動きやすいとか、オーストラリアドル/円とポンド/オーストラリアドルは反対方向に動きやすいなど。

絶対に動く訳ではないので注意して下さい。ただし、その通貨が強い場合は相関の通貨も反対方向へ動きやすいので、その動きを上手く使ってトレードする人もいます。

クロス円が強いと思ったら、ポンドが強くなって、かと思えばオージーが強いなんてこともありますので、通貨の強弱を利用してトレードするのは結構難しいですよ。

 

強い、弱いを説明すると、基軸通貨が買われていると強く、売られていると弱いと言います。

ドル/円が上昇すれば、ドルが買われているのでドルが強いと言えます。ユーロ/ドルが上昇しているならユーロ強く、ドルが弱いと言えます。他の通貨でも同じ動きが見られているのであれば、よりその通貨は強い、弱いと言えます。

 

 

FXでおすすめの通貨ペア

初心者におすすめの通貨ペア

先ほども言いました通り、初心者の方は値動きが激しくない通貨ペアがおすすめです。

つまり取引量が多い通貨ペアです。取引量が多いということは、その通貨をトレードしている人が多いということなので、チャートが基本的な動きをしやすいんです。

あと初心者の方は損切が難しいと思いますので、値動きが大き過ぎない通貨ペアがおすすめです。損切できないと資金が一気になくなりますからね。ジリジリ動いて損切できないのも考え物ですが。

  • ドル/円
  • ユーロ/ドル
  • ユーロ/円
  • オージー系
  • スイスフラン

などがおすすめです。

 

 

個人的におすすめの通貨ペア

私が個人的におすすめの通貨ペアはポンドシリーズですね。

値動きが大きく、ハッキリとしているので損切する時は損切して、利益を取る時はしっかりと取っていく感じが魅力的です。

 

値動きが大きく、綺麗ではないように思えますが、上位足で見ると結構綺麗なチャートを作ることが多いので、一概に値動きが激しいからチャートが綺麗ではないとは言えないと思います。

  • ポンド/円
  • ポンド/ドル
  • ポンド/オージー

はおすすめです。ポンド/ドルはボラティリティが大きいですが、他のポンドと比べてボラティリティがそこまで大きくないので、これから挑戦する人にはおすすめです。

スプレッドも狭いですしね。ポンド/オージーはスプレッドが結構広いです。その代わりものすごい動きますよ。